何か新しいことを始めようと思った時、つい情報収集ばかりしてしまうことはありませんか。
私自身、とても心配性で疑い深い性格です。
「もっと調べてから」
「失敗しない方法を知ってから」
「本当に自分にもできるのか確認してから」
そんなことを考えているうちに、なかなか最初の一歩を踏み出せませんでした。
しかし、資格勉強やブログ運営を経験する中で、一つ強く感じるようになったことがあります。
本当に必要な情報は、行動した後に見えてくることが多い。
もちろん、何も調べずに始めればいいという意味ではありません。
危険なことや大きな失敗につながることは、事前に確認する必要があります。
ただ、ある程度調べた後も「まだ足りない」と感じて調べ続けているなら、情報不足ではなく、行動することへの不安から情報収集を続けている可能性もあります。
この記事では、情報収集ばかりしていた私が、なぜ「まず小さく行動する」ことを大切にするようになったのか、資格勉強やブログ運営の経験を交えて紹介します。
情報収集ばかりで動けなかった頃
昔の私は、新しいことを始める前に、とにかく調べるタイプでした。
これは資格だけではありません。
仕事、お金、ブログ、生活。
ほとんど全てのことに対して同じでした。
不安が強い性格なので、「知らないまま始めること」が怖かったのです。
できるだけ失敗したくない。
遠回りしたくない。
損をしたくない。
そう考えるほど、調べる量が増えていきました。
もちろん、情報収集自体が悪いとは思っていません。
知らないことを知るのは大切ですし、事前に調べることで避けられる失敗もあります。
問題だったのは、
「調べること」と「行動すること」の順番が逆になっていたことでした。
本来なら、
調べる
↓
行動する
↓
分からないことが出てくる
↓
そこを調べる
という流れでもいいはずです。
ところが当時の私は、
調べる
↓
もっと調べる
↓
また調べる
↓
まだ不安
↓
さらに調べる
となっていました。
いつの間にか、行動するための情報収集ではなく、安心するための情報収集になっていたのです。
なぜ調べても行動できなかったのか
今振り返ると、私の場合は「情報が足りなかった」というより、失敗することを避けたかったのだと思います。
何かを始めれば、当然分からないことが出てきます。
思ったようにいかないこともあります。
場合によっては、やり直すことになるかもしれません。
そう考えると、
「もう少し調べてから始めよう」
と思ってしまいます。
調べている間は、少なくとも実際の失敗には直面しません。
しかも、新しい情報を知るたびに、
「これで少し準備が進んだ」
という感覚があります。
そのため、情報収集そのものが悪いわけではないのに、いつの間にか**「始めないための準備」**になってしまうことがあります。
私自身がまさにそうでした。
資格勉強で考え方が変わった
そんな私の考え方を大きく変えたのが資格勉強でした。
最初は参考書を何度も読もうとしていました。
できるだけ知識を身につけてから問題を解いた方がいい。
当時はそう考えていたからです。
しかし、実際に勉強を進めると、一つ気付きました。
参考書を読むだけより、過去問を解いた方が、自分に必要な勉強が分かりやすかったのです。
もちろん、最初はほとんど解けません。
「何を書いてあるのか分からない」
という問題もたくさんありました。
それでも過去問を解くと、
- 自分が知らない部分
- 思ったより理解できている部分
- 優先して勉強すべき内容
- もう一度確認した方がいい分野
が見えてきます。
本を読んでいるだけでは分からなかった、自分の現在地が分かるようになりました。
ここで私が感じたのは、
「分かってから行動する」のではなく、「行動することで何が分からないのかが分かる」
ということでした。
分からなくても始める意味
最初から完璧に理解している人はいません。
私も過去問を解いた時は、分からない問題だらけでした。
それでも、一問解くたびに、
「ここが苦手なんだ」
「この分野は意外とできる」
という発見があります。
これは参考書を眺めているだけでは得られない経験でした。
だから今では、資格勉強を始める人がいたら、資格や状況によっては、
「一度、過去問を解いて現在地を確認してみる」
という方法もあると思っています。
もちろん資格によって勉強方法は違います。
ただ、私自身は実際に問題を解いたことで、「何を勉強すればいいのか」が以前より明確になりました。
ブログも同じだった
この経験は、ブログを始めた時にも同じでした。
WordPressを始める前、私は何日も情報収集をしていました。
「設定は難しいのかな」
「失敗したらどうしよう」
「本当にブログなんてできるのかな」
そんなことばかり考えていました。
でも、実際に始めてみると、調べても分からなかったことが一つずつ見えてきました。
さらに記事を書き始めると、
「タイトルはこうした方がいい」
「検索意図ってこういうことか」
「この記事にはこういう情報が足りない」
「ここは読者にとって分かりにくい」
というように、新しい課題が出てきました。
これは、始める前にどれだけ情報収集しても完全には分からなかったことです。
実際に記事を書いたからこそ、自分の問題が見えるようになりました。
もし始めずに情報収集だけを続けていたら、今でも同じ場所で立ち止まっていたと思います。
行動すると「次にやるべきこと」が見えてくる
以前の私は、
「もっと調べてから始めよう」
と考えていました。
しかし今は、少し考え方が変わっています。
もちろん情報収集は大切です。
ただ、情報を集め続けても、実際にやってみなければ分からないことがあります。
例えばブログなら、
記事を書く前には分からなかった問題が、実際に書いてみると見えてきます。
資格勉強なら、問題を解かなければ自分の苦手分野は分かりません。
新しいサービスなら、実際に使って初めて分かる不便さがあるかもしれません。
つまり、
行動には「答えを出す」という役割だけではなく、「次に調べるべきことを見つける」という役割もあります。
私はこの考え方を知ってから、情報収集に対する見方が変わりました。
では、どこまで調べたら行動していいのか
ここは、情報収集ばかりになってしまう人にとって難しいところだと思います。
「じゃあ、どの時点で調べるのをやめればいいの?」
私自身も、毎回明確な基準があるわけではありません。
ただ、今は一つの考え方として、
「これ以上調べても、今の自分が次にやることが変わらない」
と感じたら、一度行動してみるようにしています。
例えばブログを始める前なら、
「WordPressについてもっと調べる」
ことを続けるより、
「実際にブログを作ってみる」
方が次の課題を見つけやすくなります。
もちろん、契約やお金が発生すること、安全に関わることなどは、事前に必要な情報を確認します。
何でも考えずに始めるという意味ではありません。
取り返しのつかない部分は先に調べ、やり直せる部分は小さく始めてみる。
私は今、このくらいのバランスを意識しています。
情報収集をやめるタイミングが分からない時の考え方
情報収集が長くなってきたら、次の3つを考えてみると、自分が今どちらの状態なのか整理しやすくなります。
1. 新しい情報で行動が変わるのか
新しい情報を知ることで、
「やる・やらない」
「Aを選ぶ・Bを選ぶ」
などの判断が変わるのであれば、調べる意味があります。
一方で、何を調べても結局同じところをグルグルしているなら、情報を増やすことより、一度試してみる方がいい場合があります。
2. まだ知らないことが怖いだけになっていないか
「もっと調べたい」という気持ちの中に、
「失敗したくない」
「間違えたくない」
「後悔したくない」
という気持ちが含まれていないか、一度考えてみます。
私の場合は、かなりありました。
情報を増やせば安心できると思っていたのですが、実際には調べるほど新しい不安が出てくることもありました。
3. 小さく試せることはないか
いきなり大きな決断をする必要はありません。
無料で試せる。
少額で試せる。
短時間だけ試せる。
一部分だけやってみる。
こうした方法なら、行動するハードルを下げられます。
私がブログを始めた時も、最初から「絶対に成功させる」と決めていたわけではありません。
まず始めたことで、次に考えるべきことが見えてきました。
「調べる→行動する→また調べる」でいい
以前は、
「全部調べてから行動する」
という順番で考えていました。
今は、
「必要なことを調べる→小さく行動する→分からないことを調べる」
という流れでもいいと思っています。
例えば、
情報収集
↓
最低限の確認
↓
小さく行動
↓
分からないことが出てくる
↓
そこを調べる
↓
また行動する
という流れです。
この方法なら、最初から全てを知っている必要がありません。
むしろ、行動したことで「次に必要な情報」が明確になります。
私にとっては、この考え方がかなり大きな変化でした。
情報収集は悪いことではない
ここまで読むと、
「じゃあ情報収集はしない方がいいの?」
と思う人もいるかもしれません。
私はそうは思っていません。
実際、今でも新しいことを始める前には調べます。
危険なことや大きなお金がかかることなら、なおさらです。
心配性な性格も、昔と比べて大きく変わったわけではありません。
ただ、一つだけ変わったことがあります。
「調べ続けること」をゴールにしなくなったことです。
ある程度調べたら、一度やってみる。
分からないことが出てきたら、その都度調べる。
そして、また試してみる。
この繰り返しの方が、自分には合っていると感じています。
挑戦は「分からない」が当たり前
新しいことを始める時は、不安になります。
私もブログを始める前は、
「自分にできるだろうか」
という気持ちが何度もありました。
でも今振り返ると、分からなかったからこそ始める意味がありました。
最初から全部分かっているなら、そもそも新しく学ぶ必要はありません。
分からないことがあるから調べる。
やってみて失敗するから改善する。
知らない問題にぶつかるから、新しい知識が必要になる。
そう考えると、
「分からない=まだ準備不足」ではなく、「分からないことを見つける段階に入った」
と考えることもできます。
もちろん、準備が必要な場面はあります。
ただ、準備を続けること自体が目的にならないようにする。
これは今の私が意識していることです。
社会人になっても勉強は終わらない
資格勉強を経験して強く感じたのは、
社会人になっても勉強は必要
ということです。
資格だけではありません。
ブログ運営もそうですし、新しいサービスやAIの活用方法なども学び続けています。
以前は「勉強=学生がするもの」というイメージがありました。
しかし今では、
「勉強は人生を少しずつ楽にするための投資」
という考え方に変わっています。
だからこそ、新しいことを始める時も、
「全部勉強してから始めなければいけない」
とは考えなくなりました。
必要なことを勉強しながら進めればいい。
今はそう考えています。
情報収集ばかりになった時に私が意識していること
最後に、現在の私が意識していることを整理しておきます。
まず「何のために調べているのか」を考える
情報を集めること自体を目的にしない。
「この情報を知ったら、次に何をするのか」
まで考えます。
取り返しのつかないことは先に調べる
お金、安全、契約など、失敗した時の影響が大きいことは事前に確認します。
小さく試せるなら試してみる
いきなり大きく動く必要はありません。
小さく始めることで、実際の問題を確認できます。
行動した後に必要な情報を調べる
実際にやってみて分からなかったことを調べる。
この方が、自分に必要な情報を絞りやすくなります。
「まだ不安だから調べる」と「必要だから調べる」を分ける
この2つは似ていますが、私にとってはかなり違いました。
必要な情報を調べるのは準備。
不安を消すためだけに調べ続けるのは、場合によっては先延ばしになってしまいます。
まとめ
情報収集は大切です。
知らないことを知ることで、失敗を避けられる場合もあります。
ただ、情報収集だけでは見えないこともたくさんあります。
私自身、
資格勉強では過去問を解いたことで、
ブログではWordPressを実際に始めたことで、
初めて自分の課題が見えてきました。
そこで分かったのは、
「分かってから行動する」のではなく、「行動することで何が分からないのかが見えてくることもある」
ということでした。
もし今、
「もっと調べてから始めよう」
と考え続けているなら、一度だけ、
「今の自分に本当に必要なのは、新しい情報なのか、それとも小さな行動なのか」
と考えてみてもいいかもしれません。
もちろん、危険なことや大きな決断については、必要な情報を確認することが大切です。
そのうえで、小さく試せることがあるなら、完璧に分かるまで待つ必要はありません。
私自身も、今後すべての場面で迷わず行動できるわけではないと思います。
それでも、
調べる → 小さく行動する → 分からないことを調べる → また行動する
という流れを意識することで、以前より前に進みやすくなりました。
情報収集は、行動するための手段。
そう考えるようになってから、私は「まだ分からないから始められない」と思うことが少しずつ減りました。


