夜勤の仕事に興味はあるものの、「自分に向いているのだろうか」と悩む人は少なくありません。
私自身も約10年前に夜勤を始めるまでは、続けられるかどうか分かりませんでした。
約10年間続けてきた今感じるのは、夜勤に向いているかどうかは性格だけでは決まらないということです。
仕事内容や生活環境、睡眠環境、家庭環境など、さまざまな条件が重なって初めて「自分に合う働き方」になります。
この記事では、約10年間夜勤を続けた私が感じた「夜勤に向いている人・向いていない人」の特徴を、実体験をもとに紹介します。
夜勤に向いている人の特徴
私が約10年間働いて感じた、夜勤に向いている人の特徴は次の3つです。
- 朝早く起きるのが苦手
- 一人の時間が好き
- 睡眠を大切にできる
もちろん、これらに当てはまれば必ず向いているという意味ではありません。
あくまで私が働く中で感じた傾向です。
朝早く起きるのが苦手な人
私は昔から朝が苦手でした。
早起きすることが負担だったため、夜勤という働き方は生活リズムの面で比較的合っていたように感じています。
夜勤だから楽というわけではありません。
しかし、「朝起きることが一番つらい」と感じる人にとっては、日勤より生活しやすい場合もあります。
一人の時間が好きな人
これは職種にもよりますが、私の仕事では夜間に一人で仕事を進める時間がありました。
私はこの時間が苦ではなく、むしろ集中しやすいと感じていました。
人と常に会話をしながら仕事をするより、自分のペースで作業したい人には向いている職場もあります。
一方で、夜勤でも常に忙しく、人とのやり取りが多い仕事もあります。
そのため、「夜勤だから一人で仕事ができる」とは限らないことも知っておく必要があります。
睡眠を大切にできる人
約10年間夜勤を続けてきて、一番重要だと感じているのは睡眠です。
夜勤では昼間に眠ることになります。
そのため、「今日は少ししか寝なくても大丈夫」と考える日が続くと、少しずつ疲れが蓄積していきます。
私も以前は、睡眠時間を削って遊びに行ったり、用事を済ませたりしていました。
ですが、それを続けると仕事にも休日にも影響が出ることを実感しました。
今では、睡眠を予定より優先するようになっています。
夜勤を長く続けるためには、「睡眠は削るものではなく確保するもの」という考え方が大切だと感じています。
※睡眠については「夜勤10年で分かった、睡眠で本当に大切だったこと」でも詳しく紹介しています。
夜勤に向いていない人の特徴
反対に、私が夜勤を続ける中で負担が大きくなりやすいと感じた特徴もあります。
もちろん個人差はありますが、次のような人は夜勤生活に苦労する可能性があります。
- 朝型の生活が好き
- 昼間に活動したい
- 周りに夜勤をしている人がいない
朝型の生活が好きな人
朝日を浴びて活動し、夜は早めに寝る生活が好きな人にとっては、夜勤は生活リズムそのものが大きく変わります。
無理に合わせ続けると、ストレスを感じることもあるでしょう。
そのため、自分がどのような生活リズムを心地よく感じるのか、一度考えてみることも大切です。
昼間に活動したい人
夜勤を始める前の私は、「夜勤なら昼間も自由に使える」と考えていました。
しかし、実際に働いてみると、その考えは大きく変わりました。
夜勤の人にとって昼間は、日勤の人にとっての夜と同じような時間です。
その時間に予定を詰め込みすぎたり、遊びに出かけたりすると、睡眠時間が足りなくなり、疲れが翌日以降にも残ります。
日勤の人が毎日夜更かしを続けると疲れるように、夜勤の人も昼間に無理をすると体への負担が大きくなります。
昼間を活動時間ではなく「休息と睡眠の時間」と考えられるかどうかは、夜勤を続けるうえで重要なポイントだと感じています。
周りに夜勤をしている人がいない人
これは意外と見落とされがちな点です。
家族や友人が日勤中心の生活をしていると、自分だけ生活リズムが異なります。
その結果、
- 昼間に連絡が来る
- 休日の予定が合わない
- 家族が生活音を出して眠れない
といったことが起こる場合があります。
もちろん、理解してくれる家族や友人もいます。
しかし、周囲に夜勤経験者がいないと、自分の生活リズムを理解してもらうことが難しいこともあります。
夜勤を始める前には、仕事だけでなく、自宅や家庭の環境についても考えておくことが大切です。
夜勤に向いているかは「生活環境」も大きく影響する
約10年間働いてきて感じたのは、夜勤に向いているかどうかは性格だけでは決まらないということです。
例えば、次のようなことも大きく影響します。
- 家族構成
- 自宅の騒音
- 睡眠環境
- 職種
- 人間関係
- 体調管理
実際に私の周りでも、
- 昼間に眠れなかった
- 家族との生活時間が合わなかった
- 子どもがいて十分に睡眠を取れなかった
- 人間関係が原因で辞めた
- 体調を崩して続けられなくなった
という人を見てきました。
つまり、「朝が苦手だから向いている」「夜型だから向いている」と単純に判断できるものではありません。
仕事内容や生活環境も含めて考えることが、夜勤を長く続けるためには重要だと感じています。
職種によって夜勤の負担は大きく変わる
夜勤について話すときに、一番注意したいことがあります。
それは、職種によって仕事内容が大きく違うということです。
例えば、
- 夜間でも忙しい仕事
- 日勤とほぼ同じ作業量の仕事
- 比較的落ち着いた時間がある仕事
では、体への負担も働き方も大きく異なります。
私自身は仕事内容が自分に合っていたことも、約10年間続けられた理由の一つです。
そのため、「夜勤だから大変」「夜勤だから楽」と一括りにはできません。
求人情報だけで判断せず、仕事内容や勤務体制を事前によく調べることをおすすめします。
まとめ
私が約10年間夜勤を続けて感じたことは、夜勤に向いているかどうかは性格だけでは決まらないということです。
向いていると感じた特徴は、
- 朝が苦手
- 一人の時間が好き
- 睡眠を大切にできる
一方で、
- 朝型の生活が好き
- 昼間を活動時間にしたい
- 夜勤への理解が少ない環境にいる
場合は、負担が大きくなることもあります。
そして何より大切なのは、生活環境や仕事内容まで含めて考えることです。
夜勤は実際に働いてみないと分からない部分もあります。
しかし、仕事内容や勤務体制、自宅の環境を事前によく調べることで、自分に合う働き方かどうかはある程度判断できます。
無理を続けることよりも、自分に合った働き方を選ぶことの方が、長く健康的に働き続けるためには大切だと私は感じています。
※この記事は、私自身が約10年間夜勤を続ける中で感じた体験や考え方をまとめたものです。夜勤への向き・不向きや体調への影響は、仕事内容や生活環境、個人差によって異なります。働き方を選ぶ際は、ご自身の状況に合わせて判断してください。


