引っ越しの電気・ガスは自分で?代行との違いと注意点

暮らし・生活
固定費を見直したい方へ(PR)

引っ越しの準備をしていると、電気やガスの契約をまとめて案内してくれる窓口を紹介されることがあります。「自分で申し込んでもいいのか」「任せると料金が高くならないか」と迷うかもしれません。

入居先で個別に契約できるなら、電気・ガス会社へ自分で申し込む方法もあります。 契約先を選びたい人は直接申し込み、手続きの相談先をまとめたい人は代行・取次窓口を検討すると整理しやすくなります。

ただし、無料の手続き窓口を使うことと、毎月の光熱費が安くなることは別です。どちらを選ぶ場合も、契約する会社、料金プラン、利用開始日を確認してから進めましょう。

最初に、新居で自分が契約するものを確認する

料金比較を始める前に、管理会社や大家さんへ、電気・ガスの契約方法を確認しておきます。

物件の案内に窓口の連絡先が載っていても、それだけでは「紹介された窓口」なのか「建物の設備や契約に関係する連絡先」なのか判断できません。

次のように尋ねると、確認したいことが伝わります。

電気・ガスは入居者が個別に契約する形ですか。案内された窓口を使わず、対応する会社へ直接申し込むこともできますか。

電気は建物全体でまとめて契約しているケースもあります。ガスは都市ガスかLPガスか、そもそもガスを使う設備があるかも確認が必要です。会社名だけを見て申し込まず、新居の契約方法に合う手続きを選びましょう。

LPガスの物件では、供給会社や料金の確認も先に済ませておきたいところです。消費者庁も、住宅の賃貸借契約前に、不動産業者などへLPガス料金を尋ねるよう案内しています。

すでに賃貸契約を済ませている場合も、入居資料にある連絡先へ確認すれば、どこへ手続きすべきかを整理できます。

自分で契約する場合と代行を使う場合の違い

ここでいう代行は、電気・ガスなどの契約を案内する取次窓口や、申し込みを支援するサービスを指します。担当する範囲は窓口によって異なります。

比べること自分で申し込む代行・取次窓口を使う
契約先自分で対応会社を調べて選ぶ窓口が扱う会社・プランから提案を受ける
手続きの相談各社へ連絡する扱うサービスをまとめて相談できる場合がある
料金の判断自分で条件をそろえて比較する提案を受けた後、自分でも条件を確認する
旧居の停止自分で手続き先・方法を確認する窓口の対応範囲を確認し、対象外は自分で行う

自分で契約する方法が合う人

使いたい会社が決まっている人や、Webで料金と契約条件を読みながら進めたい人は、直接申し込む方法が取りやすいでしょう。

例えば東京ガスは、引っ越しに伴う使用開始・停止の手続きを案内しており、Webで受け付ける手続きもあります。自分で契約するからといって、必ずすべて電話で進めるわけではありません。

比較するときは「新居で使えること」「希望日に開始できること」「料金条件を理解できること」を先に確認すると、候補を絞りやすくなります。

代行・取次窓口が合う人

引っ越しの準備が重なり、電気やガスの申し込み先を一つずつ調べる負担を減らしたい人には、相談窓口をまとめる利点があります。

ただし、紹介される候補が市場にあるすべてのプランとは限りません。自分が希望する会社を扱っているか、電気だけの相談もできるかなど、必要な範囲を最初に伝えると話が進めやすくなります。

窓口へ相談した後も、料金や条件を確かめる時間は必要です。「任せたから契約内容を見なくてよい」と考えず、比較や手続きの一部を支援してもらうものとして使いましょう。

紹介された窓口を使わず、自分で手続きしたいとき

紹介されたことだけを理由に、契約を急ぐ必要はありません。例えば、ClassLab.のライフラインサポートセンターは、自分で手続きする場合にサポートを断れると案内しています。ただし、これは同センターの案内であり、別の窓口や物件の条件まで一律に決まるものではありません。

自分で進めたい場合は、物件の契約方法を確認したうえで、次のように伝えます。

電気・ガスは自分で手配する予定です。まだ契約を申し込んでいなければ、今回は案内を見送ります。すでに申し込みが進んでいる場合は、契約先と現在の受付状況、取消方法を教えてください。

引っ越し料金の割引などがセット契約と結びついているなら、窓口を使わない場合の見積額も確認します。連絡を無視して終わらせず、申し込み済みかどうかを確かめてから直接契約へ進みましょう。

「無料だからお得」と決める前に確認したいこと

無料なのは、どの部分か

手続き窓口のなかには、紹介先の事業者から手数料を受け取ることで、利用者への案内を無料にしているサービスがあります。

この仕組みであっても、契約後に使う電気やガスの料金まで無料になるわけではありません。案内・申し込み支援の費用と、契約するプランの費用を分けて確認します。

「手続き費用はかかりますか」「契約後に毎月支払うものは何ですか」と尋ねれば、無料という言葉だけで判断せずに済みます。

同じ使用量で、支払う総額を比べる

比較するときは、同じ使用量を条件にした見積もりを確認しましょう。基本料金だけでなく、使用量に応じた料金、料金を調整する項目、付帯サービスの月額費用まで見ます。

確認する項目聞いておきたいこと
試算の条件何月の単価・どの使用量・契約容量で計算したか
毎月変わる料金燃料費・原料費の調整、その他の調整項目は含まれるか
調整の上限上限の有無と、燃料価格などが変わる場合の扱いはどうか
割引・付帯サービス特典終了後の支払額と、有料サービスの費用はいくらか
解約時の条件契約期間、解約金、特典返還などの条件はあるか

例えば東京ガスの電気料金には燃料費調整があり、その上限を設けていないと案内されています。「今月の試算で安い」ことと、今後も同じ差額が続くことを分けて考えましょう。上限の有無だけで決めず、同じ条件で支払額を比べるのが基本です。

引っ越しで世帯人数や在宅時間が変わるなら、今の請求額との単純比較では判断しにくくなります。「何人暮らしを想定した試算か」「どの使用量で計算したか」も確認したい点です。

初月の割引や特典がある場合は、特典が終わった後の料金も確認します。受け取り条件、契約期間、途中でやめる場合の費用が分からなければ、その場で決めず、資料を読んでから判断しましょう。

電気・ガス以外の契約が含まれていないか

ネット回線なども一緒に案内された場合は、それぞれ必要かを考えます。新居に無料インターネットがあるなら、利用条件を確認してから別回線を検討する順番でもよいでしょう。

国民生活センターは、電気・ガスの勧誘をきっかけに、ウォーターサーバーなど別のサービスを勧められる事例も紹介しています。

これは特定の手続き窓口についての評価ではありません。どの窓口を使う場合も、申し込むサービス名を一つずつ確認するための注意点です。

不要なものがあるときは、「今回は電気とガスだけを検討しています」と伝えます。セットが条件の提案なら、不要なサービスの費用まで含めて判断しましょう。

任せる場合も、契約先と手続きの担当を残しておく

相談した窓口の名前と、実際に契約する電気・ガス会社の名前は異なることがあります。申し込み後の問い合わせ先が分からなくならないよう、次の内容を控えておきます。

  • 契約する会社名とプラン名
  • 電気・ガスそれぞれの利用開始日
  • 旧居の停止を申し込む人と、停止予定日
  • ガス開栓の予約日時と、当日の立会者
  • 受付番号、確認メール、変更・取消の連絡先

特に、「新居の契約をお願いした」ことと「旧居の停止まで依頼できている」ことは分けて確認したいところです。窓口には、旧居の停止も対象か、自分が連絡する必要があるかを尋ねます。

電話で話した内容は、日時と一緒に短くメモしておくと後から見直せます。契約条件が書かれた書面やメールも保存しておきましょう。

問い合わせフォームへ情報を送る前には、個人情報の利用目的や、提携先への提供についての説明も確認します。連絡方法に希望がある場合は、対応できるか先に聞いておくと安心です。

自分で申し込むなら、開始日とガスの予約を先に決める

自分で進める場合は、旧居と新居の住所、契約者名、連絡先、希望日を手元にそろえます。現在の契約情報も確認できるようにしておくと、停止の手続きを進めやすくなります。

進め方は、次の順番が目安です。

  1. 管理会社などへ、新居の設備と契約方法を確認する。
  2. 対応する会社の料金条件と、希望日の受付可否を確認する。
  3. 新居の使用開始と、旧居の使用停止をそれぞれ申し込む。
  4. ガス開栓の予約と立会者を確認する。
  5. 受付内容を保存し、引っ越し日が変わったら変更手続きを確認する。

予約が必要な手続きを後回しにしないことが大切です。東京ガスも、引っ越しが集中する時期は早めの申し込みを案内しています。全国共通で「何日前なら必ず間に合う」とは考えず、利用する会社の受付状況を確認しましょう。

ガスの立ち会いは、本人以外でも可能な場合がある

東京ガスの開栓作業では立ち会いが必要ですが、本人が難しい場合は、お知らせ内容を伝えられる代理の人でも対応できると案内されています。

本人しか立ち会えないと思い込まず、契約する会社に代理人の条件を確認してみましょう。代行窓口を使う場合も、開栓当日の対応まで含まれるかは別に確認が必要です。

旧居のガス停止でも、メーターのある場所へ入れない場合などには立ち会いが必要になることがあります。新居の予約だけでなく、旧居側の案内も確認しておくと手続き漏れを防ぎやすくなります。

手続きの相談先をまとめたい場合の選択肢

電気・ガス・ネットの契約についてまとめて相談したい場合には、電気の手続きサポートセンターという窓口もあります。運営会社は株式会社メディアサービスです。

同サービスは、電気・ガスのプラン提案や契約手続きのサポートを案内し、電力会社の切り替えまでの支援費用を無料としています。電気・ガスの使用料金や、現在の契約の解約費用まで無料という意味ではありません。

Webのフォームでは新居の住所、希望サービス、連絡先などを入力し、電話での案内を受ける形です。電話で条件を聞きながら進めたい人には検討しやすい一方、Webだけで手続きを完結させたい人は、この連絡方法を踏まえて選びましょう。

利用を検討するときは、新居が対応対象か、案内される契約先と料金は何か、旧居の停止をどこまで支援してもらえるかを確認してください。特典を希望する場合は、指定サービスとの組み合わせ、利用期間、申請時期などの条件も確認します。

「全部お任せできるか」だけで決めず、必要な手続きを整理してから相談すると、自分で行う部分も把握しやすくなります。

迷ったら、まず物件の契約方法から確認する

引っ越しの電気・ガスは、新居で個別契約ができるかを確認したうえで、自分で申し込むか、窓口を使うかを選びます。

契約先を自分で選び、Webなどで進めたいなら直接申し込み。手続きの相談をまとめたいなら、対応範囲と提案内容を確認して窓口を使う。この順番で考えれば、紹介されたという理由だけで契約を急ぐ必要はありません。

すでに窓口へ申し込んでいて自分でやり直したい場合は、追加の申し込みをする前に、現在の受付・契約状況と取消方法を確認しましょう。問い合わせただけなのか、契約申し込みまで進んだのかで、必要な対応が変わります。

最後に、旧居の停止日、新居の開始日、ガスの立ち会いを見直します。料金と同じように、入居後に使える状態にしておくことも大切です。

次に読むべきおすすめ記事

引っ越しでネット回線はいつ申し込む?入居日に間に合わせるための準備と注意点

引っ越し費用は何にかかる?賃貸契約から新生活までのお金を整理

インターネット無料の賃貸が遅いときは?対処法と別回線の選び方

タイトルとURLをコピーしました