引っ越しでは、退去日と新居への入居日がずれてしまったり、新居に荷物をすべて入れられなかったりして、一時的に荷物を預ける必要が出てくることがあります。
「引っ越しまであと数日なのに荷物を置く場所がない」
「新居には入れるけれど、家具を全部置くスペースがない」
「数週間だけ荷物を預けたい」
このような場合は、無理に荷物を処分するのではなく、一時保管という選択肢があります。
代表的なのが、トランクルームや引っ越し業者の一時預かりです。
ただし、荷物の量や預ける期間、出し入れする必要があるかによって向いている方法は変わります。
この記事では、引っ越しで荷物を預ける方法を比較しながら、どのような場合にトランクルームを検討するとよいのかを整理します。
引っ越しで荷物を預ける主な方法
引っ越しで荷物を一時的に預ける方法はいくつかあります。
代表的なのは次の4つです。
| 方法 | 向いているケース | 特徴 |
|---|---|---|
| トランクルーム | 家具・家電など荷物が多い | 必要な期間だけ収納スペースを借りる |
| 引っ越し業者の一時預かり | 搬出・保管・搬入をまとめて任せたい | 業者によって対応条件が異なる |
| 宅配型収納 | ダンボールなど小さな荷物中心 | 集荷・配送で預けられる |
| 一時的な処分・売却 | 今後使わない物が多い | 保管そのものを減らせる |
大切なのは、「どれが一番安いか」だけで決めないことです。
例えば、家具を数週間だけ預けたい人と、ダンボール10箱程度を半年保管したい人では、必要なサービスが違います。
引っ越し業者の一時預かりは、搬出から保管、搬入まで任せられる場合があります。一方、トランクルームは自分で荷物を搬入・管理する代わりに、必要なときに自分で出し入れしやすいという特徴があります。
トランクルームに荷物を預ける方法
トランクルームは、契約した収納スペースを一定期間利用する方法です。
引っ越しで利用する場合は、
- 退去日と入居日がずれている
- 新居に荷物を置くスペースがない
- 一部の家具をしばらく保管したい
- 引っ越し後に少しずつ整理したい
といったケースで候補になります。
トランクルームには、建物内の収納スペースを利用する屋内型と、屋外に設置されたコンテナ型などがあります。
例えばスペースプラスでは、屋内型のトランクルームと屋外型のコンテナトランクを展開しています。屋外型は車を近くまで乗り入れられる施設があり、大きな荷物を運びやすいのが特徴です。
トランクルームを利用するメリット
トランクルームのメリットは、荷物を置くためのスペースを自分で確保できることです。
特に家具や家電など、ダンボールに入れにくい荷物を保管したい場合には検討しやすい方法です。
また、サービスや施設によっては24時間利用できるところもあります。
スペースプラスの屋外型コンテナトランクでは、24時間の出し入れ、車の乗り入れ、複数サイズの収納スペースなどが案内されています。
ただし、すべてのトランクルームが同じ条件ではありません。
契約前には、
- 利用可能時間
- 駐車・搬入のしやすさ
- 収納スペースの広さ
- 空調や湿度への対策
- 最低利用期間
- 解約条件
- 初期費用
- 荷物の制限
などを確認する必要があります。
引っ越し業者に荷物を預ける方法
もう一つの方法が、引っ越し業者による一時預かりです。
荷物を搬出した後、業者側の倉庫などで一定期間保管してもらい、後日、新居へ運んでもらうタイプのサービスがあります。
この方法の大きなメリットは、自分でトランクルームへ荷物を運ぶ手間を減らせる可能性があることです。
一方で、すべての引っ越し業者が同じ条件で一時保管に対応しているわけではありません。
保管期間や料金、利用条件なども業者によって異なるため、引っ越し見積もりを取る際に、
「退去日と入居日がずれるので、荷物を一時的に預かってもらえますか?」
と確認しておくとよいでしょう。
引っ越し業者そのものを比較する場合は、複数社から見積もりを取って条件を確認する方法もあります。
宅配型の収納サービスという方法もある
荷物が家具・家電ではなく、ダンボールや衣類、小物など中心なら、宅配型の収納サービスも選択肢になります。
自分でトランクルームまで荷物を運ぶ必要がなく、集荷してもらえるタイプのサービスがあります。
一方で、大型家具や大型家電を大量に預ける用途には向いていない場合があります。
そのため、
荷物が少ない → 宅配型
大型家具・家電がある → トランクルームや引っ越し業者
というように、荷物の種類から考えると選びやすくなります。
トランクルームと引っ越し業者の一時保管はどっちがいい?
どちらが適しているかは、荷物の量だけでなく、自分で荷物を管理したいかどうかでも変わります。
| 比較項目 | トランクルーム | 引っ越し業者の一時保管 |
|---|---|---|
| 荷物の管理 | 自分で管理 | 業者に任せる |
| 出し入れ | 施設の条件内で自分で行う | 原則自由にはできない場合がある |
| 搬入 | 自分で行うことが多い | 業者が対応する場合がある |
| 保管期間 | 契約条件による | 業者・プランによる |
| 向いている荷物 | 家具・家電など | 引っ越し荷物全般 |
| 手間 | 自分で運ぶ必要がある | 手間を減らしやすい |
例えば、
「新居に入るまで2週間ある。家具も自分で運べる」
ならトランクルームを検討しやすいでしょう。
一方、
「引っ越し業者に搬出から保管、新居への搬入までまとめて任せたい」
なら、引っ越し業者の一時保管について確認する方が合っています。
荷物を預ける場所を選ぶときの5つのポイント
1.預ける期間を決める
まず考えたいのが、何日・何週間・何か月預けるのかです。
短期間だから月額料金だけ見ればいいとは限りません。
初期費用や解約条件などによって、実際に支払う総額が変わることがあります。
特に短期利用では、月額料金だけでなく、
「契約してから解約するまでに総額いくらかかるのか」
を確認することが重要です。
2.荷物の量を確認する
次に、預けたい荷物を一度すべて確認します。
例えば、
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- ベッド
- ソファ
- テーブル
- 衣類
- ダンボール
- 趣味用品
などです。
荷物の量が分からないまま収納スペースを契約すると、狭すぎたり、逆に広すぎたりする可能性があります。
3.荷物を出し入れするか考える
保管中に荷物を取り出す予定があるなら、出し入れのしやすさは重要です。
「一度預けたら新居へ移すまで触らない」のか、
「途中で何度か取り出す」のかで、選ぶサービスは変わります。
4.車で運びやすいか確認する
家具や家電を預けるなら、施設まで車で運べるかも確認したいところです。
特に屋外型コンテナの場合は、車を近くまで乗り入れられる施設もあります。
スペースプラスでも、屋外型コンテナトランクについて車の乗り入れが可能と案内されています。
ただし、実際の施設ごとに条件は異なるため、利用予定の施設を個別に確認しましょう。
5.保管できない物を確認する
収納スペースなら何でも預けられるとは限りません。
サービスによって禁止されている物があるため、契約前に確認が必要です。
特に、
- 危険物
- 可燃物
- 生き物
- 腐敗する物
- 強い臭いが出る物
- 貴重品
などは注意が必要です。
スペースプラスでも利用できない物が定められているため、契約前に公式の利用条件を確認しておく必要があります。
引っ越しで荷物を預けるなら「総額」で考える
一時保管では、月額料金だけを見てしまいがちです。
しかし、実際に必要になる費用は、
月額料金+初期費用+搬入費用+搬出費用+必要なオプション費用
などになる可能性があります。
例えばトランクルームなら、収納スペースの料金が安くても、自分で遠くまで荷物を運ぶ必要があれば、その分の時間やガソリン代もかかります。
逆に、引っ越し業者の一時保管は料金が高く見えても、搬出・搬入まで任せられるなら、自分で運ぶ手間を減らせる場合があります。
だからこそ、
「月額いくらか」ではなく「最終的にいくらかかるか」
で比較するのがおすすめです。
トランクルームを利用するならスペースプラスも選択肢
引っ越しで荷物を一時的に保管する場所を探しているなら、トランクルームの候補としてスペースプラスがあります。
スペースプラスは、屋内型のトランクルームと屋外型のコンテナトランクを展開しており、全国の施設から地域や条件に合わせて探せます。
屋外型では、車の乗り入れや24時間利用などが案内されているため、家具や家電など大きな荷物を自分で運びたい場合には検討しやすいタイプです。
ただし、料金や空き状況、利用条件は施設によって異なります。
そのため、利用する場合は自宅や新居からの距離、収納サイズ、料金、利用条件を確認してから決めることをおすすめします。
荷物を預ける前に「本当に保管する必要があるか」も考える
引っ越しは、普段よりも荷物を整理する良い機会でもあります。
一時的に荷物を預ければ新居に持っていくことはできますが、使わない物まで保管すると、保管費用がかかり続けます。
そこで、
- 今後使う物
- すぐには使わないが残したい物
- 売却できる物
- 処分できる物
に分けて考えるのも一つの方法です。
特に「新居に入りきらないから全部預ける」のではなく、
「本当に残したい物だけを預ける」
という考え方にすると、必要な収納スペースを小さくできる可能性があります。
まとめ|引っ越しで荷物を預けるなら「期間・量・手間」で選ぶ
引っ越しで荷物を預ける方法には、トランクルーム、引っ越し業者の一時保管、宅配型収納などがあります。
どれを選ぶかは、次の3点から考えると整理しやすくなります。
①どれくらいの期間預けるのか
②どれくらいの荷物を預けるのか
③自分で運ぶのか、業者に任せたいのか
家具や家電など大きな荷物を自分で管理したいならトランクルーム、搬出から保管、搬入までできるだけ任せたいなら引っ越し業者の一時保管を比較してみるとよいでしょう。
また、荷物が少ない場合は宅配型収納なども選択肢になります。
大切なのは、料金だけで決めず、保管期間・荷物の量・搬入のしやすさ・解約条件まで含めて比較することです。
引っ越し前後はやることが多いため、「どこに置くか分からないからとりあえず預ける」のではなく、必要な物だけを残して、自分に合った保管方法を選ぶと無駄な費用も抑えやすくなります。


