引っ越しが決まると、「今使っているホームルーターを新居でもそのまま使えるの?」と気になるのではないでしょうか。
ホームルーターは光回線のような開通工事が必要ないため、端末を新居へ持っていけば使えそうに思えます。
ただし、端末を持っていくだけで必ず使えるとは限りません。
サービスによっては、引っ越しに伴って利用場所の住所変更が必要です。また、新居がサービスの利用可能エリアに入っているかどうかも確認する必要があります。
この記事では、ホームルーターを引っ越し先でも使うために確認したいことから、住所変更の注意点、通信環境を見直す場合の選択肢まで解説します。
ホームルーターは引っ越し先でも使える?
基本的には引っ越し先でも利用できるサービスがある
ホームルーターは、光回線のように新居で回線工事をして利用するタイプのサービスではありません。
そのため、現在利用している端末を引っ越し先へ持っていき、継続して利用できるサービスがあります。
ただし、ここで注意したいのが、
「工事が不要」=「引っ越しの手続きも不要」ではない
ということです。
ホームルーターを引っ越し先でも利用する場合は、契約しているサービスの住所変更や利用条件を確認しておきましょう。
引っ越しでは利用場所の住所変更が必要な場合がある
ホームルーターには、実際に利用する場所を登録しているサービスがあります。
引っ越しによって利用場所が変わる場合は、その住所を変更しなければならないことがあります。
例えば、登録した住所とは別の場所での利用を制限しているサービスもあります。
そのため、
ホームルーターを新居へ持っていく
=引っ越し手続きが完了
ではありません。
引っ越しが決まったら、「住所変更が必要か」「いつまでに手続きするのか」を確認しておきましょう。
引っ越し先が利用可能エリアとは限らない
現在の自宅で問題なくホームルーターを使えていても、新居で同じように利用できるとは限りません。
サービスにはそれぞれ利用可能エリアがあるため、引っ越し先の住所を基準に確認する必要があります。
特に遠方へ引っ越す場合は、現在の自宅で使えていることだけを理由に判断しないようにしましょう。
新居の住所が決まったら、早めに利用できるか確認することが大切です。
引っ越し前に確認したい3つのこと
ホームルーターを新居でも使う予定なら、次の3点を確認しておきましょう。
新居がサービスの利用可能エリアか確認する
まず確認したいのが、新居で現在のホームルーターを利用できるかどうかです。
同じ市内への引っ越しでも、周辺環境によって通信状況が変わる可能性があります。
特に、
- 遠方へ引っ越す
- 都市部から郊外へ引っ越す
- 山間部などへ引っ越す
- 現在とは大きく環境が異なる場所へ引っ越す
といった場合は、事前に確認しておきたいところです。
「今の自宅で使えているから、新居でも使える」とは限りません。
新居の住所を基準に利用できるか確認することが重要です。
利用場所住所の変更が必要か確認する
次に確認したいのが住所変更です。
サービスによって名称は異なりますが、
- 設置場所住所
- 利用場所住所
- 登録住所
などが関係します。
引っ越し先で継続利用する場合、これらの変更手続きが必要になることがあります。
また、住所変更は引っ越し後ではなく、引っ越し前に手続きするよう定められているサービスもあります。
引っ越し日が決まったら、早めに手続き方法を確認しておきましょう。
新居でも十分な通信品質が期待できるか考える
利用可能エリアに入っていることと、実際に快適に使えることは同じではありません。
ホームルーターはモバイル通信を利用するため、場所や電波状況、周辺環境などによって通信品質が変わることがあります。
特に、
- パソコンで仕事をする
- オンライン会議をする
- 大容量ファイルを扱う
- 動画を頻繁に見る
- 家族で複数台利用する
という人は、単に「使えるか」だけではなく、自分の使い方に十分な通信品質が期待できるかまで考えておきましょう。
ホームルーターの引っ越し手続きはどうする?
具体的な手続きはサービスによって異なりますが、大まかな流れは次のようになります。
①引っ越し先の住所と入居日を確認する
まず、新居の住所と引っ越し予定日を確認します。
集合住宅の場合は、
- 建物名
- 棟名
- 部屋番号
なども必要になる場合があります。
住所が確定していないと手続きできないサービスもあるため、新居が決まったら必要な情報を整理しておきましょう。
②サービス側で住所変更の手続きをする
次に、契約しているホームルーターの住所変更手続きを行います。
Webから手続きできるサービスもあります。
ここで重要なのは、引っ越し先へ端末を持っていった後ではなく、必要な手続きを事前に済ませることです。
特に、登録住所以外での利用が制限されているサービスでは、手続きをせずに端末を移動すると利用できなくなる可能性があります。
③新居でホームルーターを接続する
必要な手続きが完了したら、新居でホームルーターを設置します。
基本的には、
- ホームルーターを新居へ運ぶ
- 電源を接続する
- 通信状態を確認する
- スマートフォンやパソコンを接続する
という流れです。
ホームルーターは光回線とは異なり、開通工事を待つ必要がないことが大きなメリットです。
ただし、具体的な利用開始条件や手順はサービスによって異なるため、契約中のサービスの案内を確認しましょう。
ホームルーターは端末を持っていくだけでは使えない?
「ホームルーターはコンセントに挿すだけ」と聞くと、引っ越しも簡単にできそうに思えます。
しかし、ここには注意が必要です。
住所変更をせずに利用できるとは限らない
ホームルーターには、登録されている住所と実際の利用場所を確認しているサービスがあります。
そのため、
端末を新居へ持っていく
↓
コンセントに挿す
↓
そのまま使う
という方法が認められているとは限りません。
引っ越しが決まったら、まず利用中のサービスで住所変更が必要か確認しましょう。
登録住所と実際の利用場所が違うと利用停止になる場合がある
サービスによっては、登録住所と実際の利用場所が異なる状態で利用すると、利用停止になることがあります。
これは、単なる引っ越しだけでなく、出張先や旅行先などへ持ち運んで使えるかどうかにも関係します。
そのため、ホームルーターを選ぶときも、
「持ち運べるWi-Fiなのか」
「登録した場所で利用するホームルーターなのか」
を区別して考える必要があります。
「工事不要」と「手続き不要」は別
今回の引っ越しで覚えておきたいのが、この違いです。
工事不要
→ 光回線のような開通工事を必要としない
手続き不要
→ 住所変更などをしなくても利用できる
この2つは別の話です。
ホームルーターは工事不要というメリットがありますが、引っ越し時には住所変更が必要になるサービスがあります。
つまり、
「工事がないから、何もしなくていい」
とは考えない方がいいでしょう。
引っ越し先でホームルーターが使えない・遅い場合は?
必要な手続きを済ませても、新居で通信環境に不満が出る場合があります。
その場合は、いきなり解約するのではなく、原因を一つずつ確認しましょう。
まず設置場所と電波状況を確認する
ホームルーターは設置場所によって通信状況が変わる場合があります。
例えば、窓際など電波を受信しやすい場所へ移動することで改善する可能性があります。
まずは、
- 設置場所を変える
- 周囲に大きな障害物がないか確認する
- 電源を入れ直す
- Wi-Fi側の接続状態を確認する
などを試してみましょう。
住所変更が正しく完了しているか確認する
引っ越し後にインターネットへ接続できなくなった場合は、住所変更が正しく完了しているかも確認します。
住所変更を行わずに利用場所を変更すると、サービス側で利用停止となる場合があります。
「新居で電源を入れたのに使えない」という場合は、通信障害だけでなく、引っ越し手続きそのものが完了しているかも確認しましょう。
新居の通信環境に合わせて別の回線を検討する
住所変更も済ませ、設置場所も調整したのに通信品質に不満が残るなら、通信環境そのものを見直す方法があります。
選択肢としては、
- 別のホームルーター
- WiMAXなどのモバイル回線
- 光回線
- 一時的なテザリング
などがあります。
ここで大切なのは、「今まで使っていたから」という理由だけで継続しないことです。
新居での使い方に合っているかを基準に考えれば、乗り換えが必要かどうかも判断しやすくなります。
引っ越しを機にホームルーターを見直したほうがいいケース
引っ越しは、通信費や通信環境を見直すタイミングでもあります。
新居で電波が弱い・通信速度に不満がある
新居で明らかに通信品質が悪くなった場合は、現在のホームルーターをそのまま使い続ける必要があるのか考えてみましょう。
別のホームルーターなら、利用する通信網などが変わる場合があります。
工事を避けながら新しいホームルーターを探したい人は、現在のサービスと比較してみるのも一つの方法です。
PC作業などで安定した通信環境が必要
自宅でパソコンを長時間使う人は、通信環境の重要度が高くなります。
例えば、
- オンライン会議
- クラウドサービス
- 大容量ファイルの送受信
- 長時間のPC作業
- 動画編集やアップロード
などを行う場合です。
こうした用途では、ホームルーターだけでなく光回線も比較対象になります。
家族で複数台の端末を利用する
スマートフォン、パソコン、タブレット、テレビなど、接続する機器が増えるほど通信環境への要求も大きくなります。
家族が同時にインターネットを利用する場合は、現在のホームルーターで十分なのか確認してみましょう。
月額料金を見直したい
引っ越しをきっかけに固定費を見直すのも一つの方法です。
ただし、乗り換える場合は、
- 月額料金
- 初期費用
- 契約期間
- 解約条件
- 端末代金の残り
- キャッシュバックなどの適用条件
まで確認しましょう。
月額料金だけで安いかどうかを判断しないことが重要です。
新居では光回線を利用できる
これまでホームルーターを使っていた理由が、
「以前の住居では光回線を利用しにくかった」
というケースなら、新居への引っ越しを機に光回線を検討してみる価値があります。
特に、
- PC作業が多い
- 家族で同時に使う
- 通信の安定性を重視する
- 長期間同じ家に住む予定
といった場合は、ホームルーターと光回線を比較してみましょう。
引っ越し後の通信環境はどう選ぶ?
ここでは「どのサービスが一番いいか」ではなく、自分の使い方に合う通信手段は何かで考えます。
工事を避けたいならホームルーター
光回線の開通工事を避けたいなら、ホームルーターが候補になります。
工事を待つ必要がなく、端末を設置して利用できることが大きな特徴です。
引っ越し直後からインターネットを使いたい人にとっても検討しやすいでしょう。
ただし、住所変更や利用エリアなどの確認は必要です。
安定性を重視するなら光回線
自宅での通信を重視するなら、光回線も候補になります。
特に、
- PC作業が多い
- オンライン会議を頻繁にする
- 家族で同時に利用する
- 大容量通信をする
という人は、ホームルーターと光回線を比較してみるといいでしょう。
一方、光回線は工事が必要になる場合があるため、引っ越し直後から必ず使えるとは限りません。
工事を避けたいのか、通信環境を重視したいのかを先に決めると選びやすくなります。
光回線への乗り換えを検討する場合は、複数のサービスを比較して、自分の条件に合うものを選びましょう。
外出先でも使いたいならモバイルWi-Fi
自宅だけでなく外出先でもインターネットを利用したい場合は、モバイルWi-Fiという選択肢もあります。
ホームルーターは登録した設置場所で利用するサービスが多いため、持ち運んで使いたい人とは用途が異なります。
ただし、モバイルWi-Fiもサービスによって、
- 利用できるエリア
- 通信容量
- 速度
- 契約期間
などが異なるため、契約前に確認しましょう。
一時的な利用ならスマホのテザリングも選択肢
光回線の開通工事を待っている期間など、短期間だけインターネット環境が必要なら、スマートフォンのテザリングを使う方法もあります。
例えば、
- 引っ越し直後だけ使いたい
- 数日程度だけ必要
- Web閲覧やメールが中心
- 大容量通信をあまりしない
といった場合です。
ただし、スマートフォンのデータ容量やバッテリー消費には注意しましょう。
ホームルーターの引っ越し前に確認するチェックリスト
最後に、引っ越し前に確認しておきたい項目をまとめます。
- 新居の住所が確定している
- 引っ越し予定日を確認した
- 新居が利用可能エリアに入っている
- 利用場所住所の変更が必要か確認した
- 必要な住所変更手続きを行った
- 現在の契約内容を確認した
- 解約条件を確認した
- 端末代金の残りがないか確認した
- 新居でも十分な通信品質が期待できるか考えた
- 光回線の工事が可能か確認した
- 引っ越し直後からネットが必要か考えた
特に重要なのは、
「利用可能エリア」
「住所変更」
「通信品質」
の3つです。
まとめ
ホームルーターは、引っ越し先でも継続して利用できるサービスがあります。
ただし、端末を新居へ持っていくだけで必ず使えるわけではありません。
引っ越し前には、
- 新居で利用できるか確認する
- 利用場所住所の変更が必要か確認する
- 新居でも十分な通信品質が期待できるか考える
という3点を確認しておきましょう。
また、ホームルーターは「工事不要」というメリットがありますが、工事不要と手続き不要は別です。
もし新居で電波が弱かったり、通信速度や料金に不満があったりするなら、引っ越しを機に別のホームルーターや光回線へ変更することも選択肢になります。
大切なのは、「今まで使っていたからそのまま継続する」のではなく、新居での使い方に合った通信環境を選ぶことです。


